冷蔵庫の上に物を置いているご家庭
多いのではないでしょうか?
しかし、本当に乗っけていいものなのか
家電修理のプロの目線でお答えします。
結論から
水分のあるもの(野菜など)はNG
水分の無い段ボールやホットプレートなどはOKです!
冷蔵庫の上には、人間の体で例えると「脳みそ」
である基盤(きばん)がついていることがあります。
ねじでカバーがついている場合が多いです。
また、冷蔵室の扉にタッチパネルがついている冷蔵庫や
自動で開けることができる冷蔵庫は
扉の上に電気の通り道があることが多いです。
ここに水分が入ってしまうと腐ってしまい、故障につながります。
野菜などを冷蔵庫の上に置いたまま放置してしまって
故障しているケースをたまに見ます。
冷蔵庫の材質は複数の金属でできており、
非常に硬いです。
なので、重たいものを乗っけても大丈夫です!
人間の力で、その高さまで持ち上げられるものなら大丈夫です!
冷蔵庫の設置場所で気を付けるポイント
後ろはぴったりでOK!左右もほとんど空間を空けなくてもOK!
昔の冷蔵庫は、後ろを少し開けたほうがいいとか
横、側面を少し開けたほうがいいとか
聞いたことがある人もいるかもしれません。
その理由は
冷蔵庫の左右側面と、後ろ側の床の近くは熱くなるからです。
冷蔵庫の中を冷やすためには、中の暖かい空気を逃がしてあげる必要があります。
そのため、冷蔵庫の側面はあたたかくなります。
また、冷蔵庫にはガスが入っており、
心臓の役割をしているコンプレッサーが年中休まず動いています。
コンプレッサー周辺は、回りっぱなしなのであたたかくなります。
なので、昔の冷蔵庫は左右と後ろをぴったりに設置してしまうと
熱がこもってしまっていました。
しかし、最近の冷蔵庫は
側面から放熱するのが基本になりましたので、
左右1センチほど空いていれば大丈夫です!
機種による場合がありますので、
不安な方は取扱説明書に記載がありますので確認してみましょう。
冷蔵庫の下は?
冷蔵庫の下にアクリル板などを敷くのがベストです。
冷蔵庫はかなり重いため
弱い床だとだんだんと床が沈んでしまい、
足跡が残ってしまいます。
新築で冷蔵庫設置の場合などは特に
アクリル板などを敷いて対策しましょう!
冷蔵庫の後ろを掃除したい!
冷蔵庫の前足2か所は、ただの足。後ろ足はローラーになっています。
どうしても後ろを掃除したい場合
まずは、冷蔵庫の中身を出してなるべく軽くしましょう。
後ろ足がローラーになっていますので、
前を浮かせながら引っ張ると、
冷蔵庫は前進できます。
前を浮かせるための持ち手は、冷凍室や野菜室の中です!
後ろ側の修理の際は、そのようにして冷蔵庫を引っ張り出します。
床が傷つかないように、必ず段ボールなどを敷きましょう!
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